彫刻専攻助手展 「HWDT vol. 2 型と空洞」

助手の森田舞・塩野太朗・土屋祐二が企画・参加している展覧会が、大学内CSギャラリーにて開催中です。

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〈 型と空洞 〉
私たちが日常的に目にする「形」の裏には「型」の存在が隠されている——この展覧会では普段彫刻の鑑賞時にあまり意識されることのない、型と形の関係について考えてみたい。「型」という言葉の意味は広いが、造形的な意味だけ見てもアイディアの試作である「雛形」、複製の元となる「原型」、素材が置き換わる過程での「雄型」「雌型」といった呼称が示すように、形の多くは「型」の段階を経て作られるのだ。この事は立体表現にとってどのような意味を持つのだろうか?
彫刻にとって最も馴染みある型は「空洞」である。何千年も昔、意思をくり抜いて凹みの空洞の内部に溶かした銅を流し込んで器や矛を成形したのが鋳造の始まりとされている。今回注目したいのは,この空洞としての型と作品の形の関係である。作品が成立する過程で型は形の表面を空間的に決定する機能を持つ。型取りプロセスに置ける形の構造とは閉じた空洞(空間)であり、表面を介して素材や外観が様々に変化する。この現象に対して現代の作家はどう向き合うのだろうか。制作過程において型との関係から作品を生み出す作家による作品展示を通して、彫刻における型の意味を再考したい。

〈 HWDT 〉
HWDTは立体の寸法表記である[height(高さ)][width(幅)][depth(奥行)]に加え[time(時間)]の頭文字から名付けられた。この展覧会は、東京造形大学彫刻専攻助手による企画展である。第2回となる今回は、現在助手を務める3名にゲスト作家1名を加えた計4名の作品によって構成される。

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〈 トークイベント 〉
参加作家4名と本学教員によるテーマと作品に関する解説・ディスカッションが行われます。

1. レクチャー
 「鋳型とフォルム—20世紀美術に見られる形態表面とマッスの分離—」
 土屋祐二(彫刻専攻助手)

2. 作品解説・ディスカッション
 コムロタカヒロ(美術作家/ゲスト)
 森田舞/塩野太朗/土屋祐二(彫刻専攻助手)
 保井智貴(彫刻専攻准教授)

日時: 11月13日(金)18:00〜
会場: 東京造形大学 CS gallery (展覧会会場)
※入場無料・予約不要、どなた様もご参加頂けます。


助手は大学で主に教務補佐をしておりますが、同時に日頃より作家や研究者として自分の制作や研究も行っています。
みなさまこの機会にどうかご高覧下さい。


土屋


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by zokei-chokoku | 2015-11-09 15:44 | 教員・卒業生の展覧会など | Comments(0)

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